中国語学習におススメの台湾ドラマ②『悪との距離』

台湾ドラマは恋愛モノばかりと思っている方いませんか?そんなあなたにオススメしたい台湾ドラマは、『悪との距離(原題:我們與惡的距離)』です。

「1つの無差別殺人事件を軸に、加害者や被害者・メディアなど様々な立場からの視点で描いた社会派ドラマ」(ウィキペディア)になります。

あらすじは下記の通りです。

無差別殺人事件で息子を亡くしたSBCニュース副局長・ソンチャオアンは、悲しみと自責の念から逃れようと仕事と酒に溺れ、家庭は壊れる寸前だった。ある日、彼女の部下としてリーダージーという女性が入ってくるが、彼女は無差別殺人事件の犯人の妹で…。

https://video.unext.jp/freeword?query=%E6%82%AA%E3%81%A8%E3%81%AE%E8%B7%9D%E9%9B%A2&td=SID0042726

劇中で、「什麽是好人,什麽是壞人,你有標準答案嗎?(どんな人が善人で、どんな人が悪人なのか、あなたは答えられますか?(意訳)」というセリフがありますが、ドラマを観ていると何が悪で何が善なのか、考えされます。

加害者の家族、加害者の弁護人、被害者の家族、どのキャラクターのストーリーも涙なしでは観られません。

メディアの問題や精神医学の問題も扱っています。無差別殺人の発生や死刑制度は日本にもある問題なので、自分のこととして感情移入しながら観ることができるのではないでしょうか。

重い内容ではありますが、ストーリーがしっかりしていて、心理描写が繊細に描かれており、非常に面白いドラマです。

1本1時間弱で全11話なので、そこまで時間を取られることもありません。(韓国ドラマの方が長いものが多いですね)でも、見ごたえはたっぷりなので、ご安心ください。

台湾の金鐘賞(ゴールデン・ベル・アワード/台湾版エミー賞・ドラマに対する賞)では作品賞・監督賞など6部門で受賞しています。続編の制作も決まっているそうなので、楽しみですね。

裁判や法律などの専門用語は少し難しいですが、日常会話も多く、何より面白いので、中国語学習にオススメです。

公視(台湾のNHK的なテレビ局)が制作しているので発音も聞き取りやすいのではないでしょうか?

一部、台湾語が話されている場面はあります。

死刑制度や無差別殺人など関連する表現を勉強したい場合のオススメのテキストは、『當代中文』の5冊目です。

第六課 死刑的存廢(死刑の存続・廃止について)を読むと更にドラマの理解が深まると思います。

『當代中文』は、楽天ブックスで電子版をダウンロードすることができます。


紙版が欲しいという方には、台湾の博客来というサイトから日本に送ってもらうこともできます。(ただ送料がかかってしまいますので、電子版の方がお安いです)

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また、『悪との距離』を観る方法としてオススメなのが、U-NEXTです。31日間のお試し期間がありますので、ぜひ観てみてください。

他にも私のオススメ台湾ドラマ、『イタズラな恋愛白書』も観られます。

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