台湾の男性はジェントルマンだと思った理由

台湾の人は優しいというのは、台湾が好きな方にはよく知られている話ではないでしょうか?
特に、台湾の男性は女性に対して、丁寧に接してくれます。
先日、「ジェントルマン」だ!と感激した出来事がありました。

それは、台湾の澎湖島という島を旅行していたときのことです。
その日は、朝から雨が降ったりやんだりしていたのですが、次の日の午前中には澎湖を去る予定にしていたので、意を決して、観光に出かけました。

前から行きたかった目的地の灯台に着いたとき、雨は更にひどくなりました。灯台の見学を終え、私は自分で思っているよりきっとアホなんだろうな~と思いながら、市内に戻るべく、バス停までびしょ濡れになりながらトボトボ歩いていました。

そしたら、一台の車が止まり、「どこに行くの?」とおじさん(←失礼)が聞いてくるのです。
こんな日に見学に来ている人は少なく、だいたいみんなグループで観光に来ていたので、一人で歩いているのをいぶかしく思ったのでしょう。心配した様子で聞いてくれます。
このまま車でどっかに連れて行かれたらどうしようとはもちろん思ったのですが、雨に濡れてしんどかったこともあり、
「ここは、台湾。そして、台湾で一番治安がいいと言われる澎湖。よし、お世話になろう」と思い、
おじさんにお世話になることにしました。中国語の勉強になるかもという下心もありました。
(でも、良い子はあんまりマネしない方がいいと思います・・・)

中国語の勉強になるかもという下心があったものの、高雄出身の方でなかなかになまりがあり、ヒアリングに苦戦。(というか、ふだん接している中国語の先生の発音がきれいすぎるともいえる)
でも、なんとか頑張って聞いてると耳が少し慣れてきたり、相手の方もこちらに合わせてくれたりして、なんとなくコミュニケーションが成立するようになりました。

どこに行くのかと聞かれて、「馬公」という澎湖島の中心部と答えると、市内まで送るよと言ってくれただけではなく、なんと市内まで戻る途中にある観光地付近に来ると「行ったことある?」って聞いてくれて、そこまで案内してくれました。

そして、さらに「のど渇いていない?」「ご飯食べた?」としきりと聞いてくれ、葱焼きみたいなもの(焼餅)?とゼリー状のドリンクをごちそうしてくれ、最後は宿舎の近くまで送ってくれました。

台湾の人には、これまでに数えきれないくらい親切にしていただいています。
今回も、雨の中、車に乗せていただいただけでとってもありがたいのに、こんなにこんなに親切にしてくださいました。本当にありがとうございます。

でも、ですね。
実は、私が一番驚いたのは、車に乗るときに必ずドアを開けてくれたことだったんです。

ごく普通のカジュアルな格好をした中年のおじさまがですよ?
彼女でも奥さんでも何でもない、っていうか道端で出会った見ず知らずの私のために
毎回、車のドアを開けてくれるんです。
日本で、そんな扱いを受けたことがないので、感動してしまいました。
車のドアを開けてくれるなんて、欧米の男性だけかと思っていました。
台湾の男性は、「ジェントルマン」です!

謝謝~。

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