中国語検定2級、無事に合格していました!
2級は一つの目標にしていたので、本当に嬉しいです。
→HSK5級に興味がある方はHSK5級に合格するまでの勉強法の記事をごらんください。
→TOCFL進階級についてはこちら「TOCFL(華語文能力測験)進階級合格しました。」
①結果
リスニング:75点
筆記:81点
リスニング・筆記とも70点以上が合格になります。
ちなみに今回の試験の平均点は、リスニングが68.1点、筆記が65.3点です。
合格率は、34.3%で、2級としては高い方だと思います。
前回(第92回・6月に行われた分)は、合格率24.1%で、リスニングの平均点が61.4点、筆記が59.3点でした。このときは難易度を考慮して筆記65点以上が合格となっています。
その意味で私が受けたときは、比較的易しかったといえるかもしれません。
回によって難易度が異なるようですので、諦めずに何回か受けてみるのもいいかもしれません。その意味では、もう少し実施回数が増えると嬉しいですね。
②役に立ったテキスト
中国語検定2級合格を目標として、今年の4月から週に1回中国人の先生のマンツーマンのレッスンを受けていました。
ただ、7月・8月は私が海外に行ってしまったりしていたので、実質のレッスン回数は、そんなに多くありません。
その際に使ったテキストがこちらです。
本気で学ぶ中級中国語 一歩すすんだ文法・実践的な会話力をきちんと積み上げ (CD book) [ 趙玲華 ] 価格:2,700円 |
文法の説明がわりと細かく、似たような意味の単語の解説が豊富に載っているので、中検2級を受ける場合には役に立つと思います。
また、中検2級は3級と比べると語彙が難しいので、単語帳は必須だと思います。
試験や『本気で学ぶ中級中国語』に出てくる単語を覚えるのは勿論なのですが、やはり試験対策としては、単語帳を使うほうが効率はいいと思います。
でも、実は最後まで終わりませんでした…おい!
[音声DL付]キクタン中国語【中級編】中検2級レベル【電子書籍】[ 関西大学中国語教材研究会 ] 価格:1,620円 |
そして、重要なのは過去問!
どんな試験も過去問が一番重要だと思っています。やはりマスターしておいて欲しい部分が出るので、勉強にもなりますし、同じような問題が出ることもあるようです。
過去問で役に立ったサイトがこちら。
第59回(平成18年)からの過去問が掲載されているので、全部解けばかなり力がつくと思います。
11月から26日の試験まで1ヶ月間だけ申し込んだのですが、3ヶ月コースでも良かったかなと思います。
特にリスニングはCDをかけたりしなくていいので、すごく楽でした。
間違えた問題(特にリスニング)は、何度も聞くことができるのでいいと思います。
翻訳(中→日、日→中)については、自分で例文と見比べて採点しないといけないので、その部分は先生など、中国語のできる方に見てもらうといいと思います。
でも、それは過去問WEBに限らず、市販の過去問も同じです。
直前対策
過去問はすごくいいのですが、やはり解くのに時間がかかります。
直前になってきて、時間が足りない・・・まだ、複文がよく分かっていない、
居然・果然・竟然の違いがあやしい・・・という状態でしたので(…おい!)、まとまって勉強できるものと思い、次のテキストを使いました。
『合格奪取!中国語検定トレーニングブック筆記問題編』
合格奪取!中国語検定2級トレーニングブック筆記問題編 [ 戴暁旬 ] 価格:2,160円 |
実は、過去問を解いていた段階では、筆記の方が合格があやしかったのですが、これを1週間前から集中してやることで、頭の中が整理されて、無事、合格できました。
『合格奪取!中国語検定2級トレーニングブック(リスニング問題編)』
合格奪取!中国語検定2級トレーニングブック(リスニング問題編) [ 戴暁旬 ] 価格:2,160円 |
リスニングは、中国語検定対策としては、この本と過去問しかしていません。
リスニング編・筆記編どちらもオススメです。
③中国語検定2級でどれくらい中国語できるの?
こんなことを書いたら、中国語検定協会のや色んな人に怒られるかもしれませんが、
思ったより出来ないかも。。。というのが正直な感想です。(合格剥奪されたら、どうしよう。。。苦笑)
東京都の観光ボランティアなど、自治体の観光ガイドのボランティアの語学力の基準が中国語の場合、中国語検定2級以上となっている場合って結構多いと思います。
ただ、私自身がそれをやれるかっていうと、完全にNO!って言います。
世間の中国語検定2級合格者は、普通にできるのかな?私が試験対策がやたらとうまいだけ?
私の場合、飛行機やバスなど公共機関の放送はなんとなく分かりますが、全部は聞き取れていません。
また、お店でのやり取りはまあまあできますが、知らない単語や予想できないことを言われると聞き取れません。
たとえば、台湾のドラックストアで、恐らく何か商品を勧められたのですが、よく分かりませんでした。
中国語の先生はプロなので、こちらの発音の癖を知っていますし、使う単語のレベルを調整してくれているので、話はまあまあ弾みます。
ただ、一般のネイティブだと私も、そしてたぶん相手も長時間はしんどいと思います。
独学ではないのですが、台湾や中国に留学しないで、日本国内で基本的には勉強してきたので(2週間の短期留学は経験あり)、ヒアリングや話す力はまだまだ、というのが私のレベルです。
逆に言えば、留学しなくても2級は取れるよ、とは言えるかもしれません。
ただ、2級に合格したことで自信がついたのか、少しヒアリング力は上がった気がします。
あとは、会話ができるようになりたい。
今後は、HSK6級、そして実際に使える中国語の勉強にシフトしていきたいです。